本が苦手な子どもに試してみよう!おすすめの方法4つ

図書館関係

こんにちは。ほんのダイアリー管理人の本野まおです。

図書の授業の場で、こんな場面に出くわしたことないですか?

「本を2冊借りて読みましょう」と先生から言われ、早々と本を選んで借りる子もいる一方、ずーっと本棚でうろうろしている子。なにを選んだらいいか分からないと言わんばかりに本棚の前で立っている姿。

そして、私にとって頭を悩ます質問がきます。それが

「面白い本、ない?」

です。この質問が来ると私は「うわあぁぁ!きちゃったよ。高度な質問が!」と頭の中でパニックになりかけます。

多分ですが

何を借りていいのかわからないし、どんな本を読めばいいのかわからない。あんまり読むの好きじゃないし。面白い本ないし。

と思っているのではないかと。

なんなら「私は本すきじゃないんだよね~。面白くないし」としっかり伝えてくる子もいます。

しかし、「図書の時間では本を借りて読む(または読む)」という時間なだけに、何か本を探して読まなきゃと思っている子はいると思います。

そんなときにはどう「声掛け」すればいいのか?本当に悩みますよね。対応に困るーー。

私も未だに悩みの種の一つです。

しかし、声掛けをするうえで読書が苦手な子どもの対処法も分かってきたこともあったので、

今回はそれを記事にしようと思います。

「どんな事が好き?」とたずねてみる。

絵本棚でうろうろ迷っている子供が「本が決まらない」と言っていたら

まずはこの言葉をかけます。

「どんなことが好き?」

ほかにも、どんなテレビを見ているの?

どんな遊びをしているの?など話し始めます。

すると、よほどのことがない限り

「好きなのは、乗り物!」「サッカーが好き!」「動物や魚が好き!」と自分の好きな事や夢中になっていること、興味があることを答えてくれます。

または「本を読むのは苦手」「字がいっぱいあるのは苦手」「絵が多い読み物だったらよめるかも」「短いお話があればいい。さっとよめるやつ」など、本や読書に対して「苦手な気持ちや理由」を教えてくれたりします。

その子の要望を聞いてから、条件に合う本を一緒に探して開いて読んでみると、すっと本を借りてくれることが多いです。

子どもが話してくれる言葉をまねてみる

また、上の質問をしたときに子どもが「動物が好きなんだ!」と答えてくれたとします。そしたら「そうなんだ!動物が好きなんだね!」と言葉を返していきます。

そこから「どんな動物が好きなの?」「じゃあきらいな動物はいるの?」と子どもに対して質問していきます。

すると「犬はすきだけど、かえるは苦手」とか「家でねこを飼ってるよ」と教えてくれます。あくまでも例えのひとつですが・・・。

そしたら、「じゃあ、犬やねこの本や図鑑を一緒に見てみようか?」と誘い、本を一緒にさがします。

本が見つかったら、机に広げて「どんな犬さんがいるかな?」と話しながらページをめくったり、読んでいきます。

するとしばらくページをめくったところで「じゃあ、これにしてみようかな?」と読んでいた本をそのまま借りてくれることが多いです。

2 読み聞かせを行う

一緒に本を探していて、特定の本の表紙をみていたときは、プチ読み聞かせをしています。

読み聞かせは読書への興味をひきだす有効な方法と思っています。

私は一緒に本を開いて、最初の4ページあたりまで読むことが多いです。そうすると何人か子どもたちが寄ってきます。一緒に読み聞かせしている本を見たいのでしょう。

しばらく読んで声のトーンや表現を使いながら、読んでいると

「これ、借りてみる」と言って本を手に取る子が多いです。

読み聞かせした本は、ほぼ借りてくれます。

できれば担任の先生が10分でもよいので本の読み聞かせをすると、子どもたちはより本や話に対して興味がでてきます。

または友達同士での本の見せあいっこも、当人同士で本をおすすめする形になるので、このような状態になるように仕向けたりします。担任の先生や友達が勧めてくれると「読んでみよう!」と思うのでしょう。

 

3 一緒に読む時間を設ける

5分でもよいです。学校でも家庭でも定期的に大人と一緒に読む時間を設けることで、子どもたちは読書を安心感のある活動と捉えるようになります。読み聞かせにはそれだけの力があります。

仕事をしていると家庭では、読み聞かせは難しいと思います。そんな時は「今日、どんな本を借りてきたの?少しだけ見せてほしいな」と話をするだけでも、子どもは本に対して興味を持ってくれます。

「ママに読んでほしいなー」と読み聞かせをお願いするのもいいですね。はりきって読んでくれるかもしれません。

また、学校では図書の時間の読み聞かせ、朝の会や帰りの会のときに1ページだけ読み聞かせする、または本の紹介をすると読書行為が定着します。

この読書を共有する経験は、先生とクラスの子どもたちの間の自信を育み、読書スキルを向上させる機会にもなります。

4 オーディオブックや電子書籍を利用する

これはオーディオブックや電子書籍がある学校に限りますが、紙の本に興味を示さない児童には、オーディオブックや電子書籍を提案してみるのもいいと思います。

目や耳、音を通じて物語を楽しむ新しい方法が、読書への関心を高めるかもしれません。学習漫画などは目で楽しんで読みやすく、繰り返し読む傾向があります。

そこから紙の本に興味が出てきて、本を手に取る。これが理想です。

布の絵本、仕掛け絵本、写真絵本、LLブックなど種類はいくつかあります。

まずは大人が本を子どもの前で開いてみる!これは効きますよ。

 

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