こんにちは。ほんのダイアリー管理人の本野まおです。
このブログもぽつぽつ更新しているせいか、最近は野菜の出荷や販売について検索した人がたどり着くようになってきました。
どんな風にすれば直売所やスーパーで野菜を売ることができるのか?またどんな野菜を育てたらいいのか?ということで訪ねてくる人が多いのだろうと思っています。
そこで今回は販売野菜シリーズと題して、現在出荷している野菜について書いていこうと思います。
家庭でよく使われる野菜って何だろう?と考えた。
うちでよく買う野菜と言えば、玉ねぎ、きゃべつ、レタス、ねぎ、大根、人参、なす、きゅうり、しょうが、にんにく、しいたけ、さといもなどなど思いつく限り野菜の名前を紙に書きだしました。
その中で、家で育てやすい、余ったり形が悪いものは自家消費できる、ある程度の収益が見込める、保存しやすい、と考えた末、玉ねぎ、にんにく、なす、きゅうり、大根、ピーマンを中心に育てることに決めました。
ちなみに
今年食べる機会が多かった野菜1位は「キャベツ」。2位の「たまねぎ」は僅差で5年連続の首位を逃す! 3位から5位は夏野菜がランクイン。
「今年(2024年)に食べる機会が多かった野菜」では、1位「キャベツ(54.3%)」と2位「たまねぎ(54.0%)」の差はわずか1票となっており、2020年からの経年比較においてもこの2つが不動のトップ2となっています。
また、安定して人気の高い3位「トマト(43.3%)」に加えて、夏野菜である「きゅうり(43.0%)、「なす(42.3%)」がランクインしており、猛暑が長引いた影響で夏野菜が食卓に並ぶ機会が多かったと思われます。
引用元:タキイ種苗株式会社より
とあるように、家庭でよく消費される野菜の上位に玉ねぎがあります。
玉ねぎが消費しやすい理由は?
まずは使い勝手の良さ。煮る・焼く・炒める・生で食べられる。というオールマイティーな食べ物です。また保存もきくし、こまかくみじん切りしたのを冷凍保存しておけば、お料理作りに大変役に立ちます。
そして、辛みはあれどくせのない味で、ほとんどの料理に合わせることもできます。
玉ねぎはどんな種類を育てるか?
写真は収穫したばかりの玉ねぎを、コンプレッサーで薄皮を剝いでいる所です。(手が痺れる、)時間は丸1日かかりましたよ((+_+))
なんで玉ねぎを選んだか?理由は保存が良ければ半年~1年はもつから。
しかし、その分収穫も遅くなるので、玉ねぎ栽培2年目からは、早生、中世も加えて育て売るようにしました。レッド玉ねぎはお店で見かけたとき1玉100~160円と良いお値段がしたので、高めの設定で売れるのではないか?と思い、レッド玉ねぎも育てて売ることにしました。
玉ねぎの種類も豊富で、いちばん大きくできたのは「メガオニオン」という品種。いや~でかかった。普通の玉ねぎの2倍ほどの大きさに育ちました。メガオニオンはオニオンリングで食べるとおいしい品種とありました。
収穫後の保存に頭を悩ませる
たくさんの玉ねぎを収穫したら、次は保存場所を決めないといけません。保存状態が悪いと玉ねぎが腐ってしまい、食べられなくなるからです。
コンテナにいれたあと、風通しの良い日陰の場所に置いていきます。晴れた日には玉ねぎをコンテナから出して、外に1個1個置いていき乾燥させます。これだけでも玉ねぎの腐敗を遅らせることができます。あとコバエも来させたくないので、家に十分な広さがあれば広げて干した方が良いです。
風通しの良い場所で保管。これは他の野菜にも言える!
それでも、どうしても出てくるんです。じゅくじゅくした玉ねぎが!
外側だけ腐れた場合は外側の皮を剥いで水で洗い、しっかり水気を取った後に、袋に入れて「早めにお食べください」「処分品」という説明書きをしてから店頭に置いていました。値段も6個入り130円ほどで販売。
また、中側が柔らかいものは廃棄か、そこの部分だけ取って家で食べるようにしています。もったいないし。
玉ねぎをいくらで販売するか?
収穫した玉ねぎは翌日から透明な袋にいれてスーパーに出荷しにいきます。けれど毎回悩むことが。

自分たちの作った玉ねぎを売りたいけど、スーパーに行くと量も値段もまちまちだなぁ。何を参考にしようかな。
はい、ここです。ここでつまづくんですね!!
最初は私も悩みました。買う方の身からすると、5個入って150円~200円だったら安い!と思うんですが、売る方からすると利益が欲しい。
そこで私は近所のスーパーの青果コーナーで野菜のチェックをすることにしました。スーパーは4店舗ほど周り野菜チェック。すると3個で198円。特売でも150円の所が多かったのです。
あとは直売コーナーで同じ玉ねぎを出している人たちをチェック。こちらのほうは3個150円~170円で販売している人が多かったです。
じゃあ、うちは3つで税込み160円にして売ってみよう。と基準を決めて玉ねぎの袋詰めを行いました。
玉ねぎは1袋550g~600gになるように玉ねぎを調整。だいたい3個で550~600の間になります。
小さめだと4こで同じ重さになります。
一つの店舗には5袋~10袋をめどにする。
店舗によっては、大勢の農家さんが玉ねぎを出荷しています。収穫時期がかぶるから仕方ないとはいえ、あまりにも玉ねぎの出荷が多い店舗は出荷を諦め、別の店舗に持っていきます。
たくさん作って持って行っても、売れなかったら自分たちで引き取るかお店で処分になるので、私は1店舗5袋をめどに作っています。
まとめ
これから玉ねぎを作って売ってみようという人は、べと病や春ぐされ病など、玉ねぎ特有の病気に気を付けて栽培してください。
また玉ねぎの根っこと葉っぱは収穫したらすぐに収穫用のハサミで切っておいた方が便利です。1日置くだけで根っこの部分は固くなり、ハサミは入りづらいし使いづらいです。
そして収穫した玉ねぎを売り切る程度の量を栽培してください。コンテナ2個分あたりが理想です。たくさんダメにすることも少なくてすみます。