こんにちは。ほんのダイアリー管理人の本野まおです。
私の住む市町村では久しぶりに司書補さんが多く採用されました。
皆さん、「会計年度任用職員」の中の学校司書補として採用されたのですが
今回は「会計年度任用職員」枠の司書補について説明したいと思います。
会計年度任用職員とは?
会計年度任用職員は、日本の公的機関において、特定の業務を担当するために、会計年度ごとに契約される非正規雇用の職員です。この制度は、公的機関が必要とする業務の性質や期間に応じて柔軟に人材を確保するために設けられています。以下、その主な特徴について説明します。
令和2年度から、会計年度任用職員制度が始まりました。それであっても、校内および区内においても、この会計年度任用職員、これまでの制度(臨時・非常勤)と似て非なるもので、常勤である一方、非正規雇用であることには変わりありません。
会計年度任用職員の簡単な説明
①任用期間について
雇用は会計年度(4月1日から翌年の3月31日まで)やそれに準じた期間に限定され、通常、雇用契約はその期間だけ有効です。
②特定の業務:
会計年度任用職員は、一般的にプロジェクト固有の作業や短期間での特別なニーズに対応するために雇用されます。これには、繁忙期の一時的な補助や特定のイベントの運営サポートなどが含まれる場合があります
③更新可能: 契約は更新可能ですが、その更新は雇用される機関の裁量と予算に依存します。契約の更新は自動的ではなく、業務の必要性に基づいて判断されます。
④雇用条件: 給与や福利厚生は正規職員と比較して異なる場合があり、具体的な条件は雇用する機関によって設定されます。
私の場合(契約期間について)
会計年度任用職員の契約期間は原則として1会計年度(4月1日から翌年3月31日)とされていますが、業務の性質によっては短期間の契約になることもあります。
契約は更新可能ですが、更新には業務の継続的な必要性や職員のパフォーマンスが考慮されます。
ということなんですが、これは本当に自治体によって変わります。
私の場合は上記の通り1年更新です。ただ、12月に教育委員会から面談があるのですが、その時
「職員のパフォーマンス」について求められます。これはどういう事かというと
勤務先である学校が会計年度任用職員を評価し、それを教育委員会が確認するのです。
パフォーマンスって何??
この場合のパフォーマンスとは「仕事における、成果、価値、性能」という意味です。
学校司書という仕事における自分の価値や、仕事における価値。自分の仕事を評価する用紙が毎年配られるんですが、これに本人評価欄と管理職欄があります。
自分の中では仕事はしている、学校行事にはできるだけ参加している。あいさつもしている、勤務時間は守っている、などなど各項目に当てはめて〇をつけます。
点数を書くところもあります。
12月の面談で本人評価と学校評価をあわせた総合評価で次年度の雇用継続が決まります。毎年どきどきしています。
お給料はいかほどか?
これも各自治体によってかわりますが、私の場合は総支給額16万円です。
そこから色々ひかれると手取りは13万になります。もう少し給料がほしいです。
昔、県の期限付き司書だったときは手取り15万円のボーナス1か月分が支給されていました。今考えると本当にありがたいです。
ボーナスもある所、ない所とあります。
今は勤務日数19日、労働時間も7時間45分のパート枠になります。退職金はありません。
準公務員という位置づけになりますが、そんな恩恵は受けてない気がします。
また今後変わってくると思いますが、その時は会計年度任用職人として働いている人たちの暮らしがより良い方向にすすんでいますように。
まとめ
会計年度任用職員について、簡単にまとめてみました。早い話が1年更新の期限付き公務員と思っていただければと思います。意外と給料もらわないし、仕事内容は正規雇用職員と一緒なのに。。。!とそこまで変わらない人たちがおおくいます。
しかし、パート枠なので副業も許可がでればすることもできるし、勤務時間も短いため早めに学校を帰ることもできます。会計年度任用職員なので雇止めの心配はあるけれど、任用期間に首になることはめったにないので、そこは安心してもよいとおもいます。
ただ、これはお住いの地方自治体で大きく異なります。私のように1年更新の所もあれば、3年で任期終了、また採用情報がでたら応募して・・・という所もあります。
学校司書を目指して働きたい人が多くなる半面、給与体制、雇用体制は不安があります。正規職員をめざして公務員試験に合格するか、県の学校司書採用試験を受けて高い倍率をくぐりぬけて、正規の学校司書になれば、少なくともお給料の面では心配がないはずです。
しかし、非正規雇用枠での応募が多い司書。自分の生活の事もしっかりと考えた上で目指してください。
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