こんにちは。ほんのダイアリー管理人の本野まおです。

私たち家族は、令和5年度から、畑で作った野菜を本格的に売り出しました。
R5年度はJAやAコープ、地元展開のスーパーに販売許可を申請して売り出すまでの間に3週間ほど時間がかかり、その間に梅雨の影響で保管していた玉ねぎが腐り始め、泣く泣く400個ほど廃棄した苦い過去があります。(腐った部分だけ捨てて、あとは自家消費しました!!)
しかし、今年(R6)は収穫したそばから、袋詰めにして売りにだすことができるので、がんがんお店に出荷しています。
ありがとう!地域の産直コーナー!物産館!
畑の広さにもよりますが、小さい畑でも植えている種類が少ないと、ひとつひとつの収穫数は大きくなります。今回我が家では新玉ねぎを500個ほど植えましたが、ぱっと見てみると、そんなにあるかな?と思うぐらい少なく見えます。
家庭菜園でも玉ねぎを育てているご家庭は多いと思いますので、もしたくさん取れすぎてしまった!という場合は少しでもお金に換えてみるのもいいと思います。
ここからは、今年の我が家の畑事情を紹介します。
玉ねぎを収穫したら、どうやって出荷処理している?
この玉ねぎは、畑からとったばかりです。土だらけです。ちなみに早生たまねぎです。(新玉ねぎで売り出し中です)
写真で見ると、玉ねぎがいくつかぺたっとしているものが分かります。こうなったら収穫のサインです。ばんばん引っこ抜いていきます。ここまでつくると家庭菜園の域を超えていそうですが、広い畑がある方は、たくさんの玉ねぎを育ててみましょう。
この玉ねぎの根っこと茎をきれいに切ります。その後、薄皮を何枚かむいていきます。葉っぱの部分はハサミできれますが、根っこの部分は、カボチャの茎を切る専用のハサミをつかっています。
専用のハサミというだけあって、刃の形状が湾曲しており、くぼんだ所にきれいに当たるように設計されています。これでパチンと根っこを切っていきます。これ買う前は根っこを包丁で切ってましたが、うまく根元から切れずに変な見た目になってました。
名前は「かぼちゃん」といいます。高いけど、それだけのお仕事をします!!引っこ抜いた玉ねぎの根っこをきれいにパチンと切ってくれます。根っこがきれいに切れていると見た目もおいしそうです!
また、皮をむくときにエアーコンプレッサーがあると便利です。(空気の圧力で皮をむくのできれいにむけます)
写真はエアーコンプレッサーで玉ねぎの皮をむいている様子です。この時点でコンテナ8個分はあります。(自宅用で確保した玉ねぎたちが猛暑で残念な結果になることを、この時の私は知らない(泣))
もし、エアーコンプレッサーがない場合は手作業で向いていきます。ある程度余分な皮をむいたら、コンテナにいれて風通しのよい場所に保管します。
家庭菜園でも人気の野菜の一つです。あと消費も多いので買う人も多いのも、玉ねぎを作っている理由です。
玉ねぎを売りに出す前に、価格調査をする。
収穫した玉ねぎを袋詰めにするまえに行っていることがあります。
それは価格調査!玉ねぎを売りに出す前に、一度近くのスーパーを何件か見ていきます。
なぜ、そんなことをするかというと、同じ産直コーナーで売っている方々のお野菜の値段と
あまり「差がでない」ようにするためです。
産直コーナーにお野菜を出している方々より、安くで出荷したらいいじゃない?と思われそうですが
あまりにも価格に差があると安い方から消えていきます。
しかも自分の野菜を安くで売るという事は、ほかの人たちの野菜が売れなくなってしまう可能性があります。そして、次に出荷をするときにさらに安くで提供しないといけなくなります。
するとどうなるか?
赤字になります・・・。いたい・・・。
赤字になるということは、売っても売っても利益がそんなに出ない状況になるのです。そして周りにもその悪影響がでてしまうことがあります。
売る値段は一定の公平さが求められます。
なので他の新玉ねぎの状況を見て

あの人は大きな玉ねぎを3個入りの200円でだしているのか。

この人は中ぐらいの玉ねぎを5個で150円で出しているな。

じゃあ、うちのは少し小ぶりだから5個入りで130円にしてみようかな。うーん。どうしよう。
と話し合います。
価格を決めたら袋詰めにして、販売所に持っていきます。
サイズ別に値段も違う種類を作った後は、JAの産直コーナー販売所に行き、野菜の値段シールを作成してもらいます。
玉ねぎは出荷袋のサイズは10号~12号を主に使っています。
ここで気を付けたいのが、年度が替わり、初めて作物を売るときは作物の防除書類を提出すること。
いつ植え付けしたのか?
農薬はどんな農薬を何倍薄めて使用したか?
いつ収穫したのか?
などを書いた書類をJAに提出します。
ちゃんと、農薬を決められた分だけ使っていますよ。安全ですよ~。という証拠なので
野菜に農薬や殺菌剤、追肥などをしたときは、日付と使った農薬と何倍に薄めて使ったかというのを
記録しておきましょう。
書類チェックも終わり、値札シールを作ってもらったら、袋に貼ってお店に出荷します!
5月の時点で、玉ねぎを50袋ほど出荷しました。値段はまちまちですが1袋130~150円の間で売りに出しています。
売上の結果は?
ふつうの玉ねぎは3こ150円、赤玉ねぎは2こ150~200円で出荷しました。数は200袋は作った?と思います。
・ふつうの玉ねぎ200袋×150=30000円
・赤玉ねぎ100袋×200円=20000円
とおおよその計算ですが、売り上げがこのぐらいで、利益としては45000円ほどでしょうか。
野菜を出荷するときのまとめ
野菜を売るときは、収穫数、保管、価格と数のすり合わせ、野菜に使った農薬などの防除暦をまとめた用紙を提出することを忘れずに!
また袋詰めの前に汚い部分があったり、形が変なものは自家消費用に取って置き、家で使い切りましょう。
少しずつでも売っていけば1か月1~2万になります。家計の足しにするには少ない額かもしれませんが、あれば困りません!
これから収穫数を多くしていけば、もう少し売り上げが見込めますが、何事もやりすぎには注意してくださいね。これからも、野菜で副業シリーズを不定期ですが、更新していきたいと思います。
まさか、小さい規模ながらも自分たちの野菜が売れるとは。売る場所さえあれば買う人はいます。
私は売る場所をネットではなく地域の野菜直売所にしたのは集客と宣伝をお店がしてくれるからです。
もし、野菜の出荷を始めてみたいという人がいたら、ぜひ参考にしてください。