こんにちは。ほんのダイアリー管理人の本野まおです。
このお仕事をしていると、たまにですが「学校司書に興味があるので、働いてみたいんですが、実際どんな感じなんですか?」というお問い合わせをいただきます。(ブログじゃなくてリアルのほうで)
どんな感じと言われて、日々の業務や勤務時間、勤務日数、お給料など説明するのですが、ほかにも先生方や学校の現場というのはどんな感じなのか気になるようです。
たしかに私も働く前は「どんな感じかなぁ?」とどきどきしていました。
子どもの声掛け、どんなふうに扱えばいいのか?モンスタークレーマーはいるのか?やっぱり残業続きなのか、他の先生たちとどう扱いが違うのかなどなど、よく聞かれます。
そこで今回は学校司書の仕事以外で、どんなことするの?という仕事内容について書いていこうと思います。
お給料についてはこちらの記事もどうぞ。
やっぱり生徒・児童の指導はするの?
これについては実際、線引きが難しいのですが、基本は注意をするだけです。そもそも学校司書は指導する立場ではないので、そこは担任の先生におまかせです。
図書の時間も担任の指導の下、行うものなので、あまり自分勝手な行動はしてしまわないように気を付けています。
もちろん児童が騒がしいときや暴れているときは注意しますが、これは「注意」なのであって「指導」ではないんです。
ひとり職場っていわれるけど・・・?
よく、学校司書の立場が弱い、先生方から違う扱いをされる、ひとりで業務をこなしている、という意見を聞いたりします。
また反対に全く意見を聞き入れてもらえないなど、そもそも学校の職員として扱ってもらえていないという声も聞きます。
私は市から雇われた会計年度任用職員なので、労働基準は市役所の準公務員にそって行われます。
一方、先生方は県の方から採用された職員がほとんどです。その時点ですでに扱いに差はあります。
私の考えですが、学校側からすると学校司書は「市から派遣された職員」という立ち位置になるので、どうしても扱いに差はうまれてしまうのではないかと思っています。
けれども、学校司書という職種で採用され、学校に勤めているなら、学校職員の一員でもあるのです。
そこを踏まえた上で、職員間での扱いに差を感じ、疎外感を感じたときは身近な先生や管理職、雇用主にそうだんしてみることをおすすめします。
面談の時に訴えるのも良いと思います。
給料も違うのになぜか同じだけもらっていると思われている。
これは、雇う市のほうで色々と変わってくるので何ともいいがたいですが、私の給料は手取り13万円です。
ボーナスは昔はありませんでした。
交通費も出ない、夏休みはまるまるお休みになるので短期バイトしてました。
けれど、先生たちは自分達と同じぐらいもらっていると思っているのです。
そんなわけ、あるか!
年度末には「来年も働けるのかな?」と不安がよぎります。会計年度任用制度では1年間で切ることもありますから、油断はできません。昇給もないです。
先生方はどう見ているの?
先生方にもよりますが、ほどんどの先生方は普通に一人の先生として接してくれます。
司書は事務的なことは一人作業がおもですが、学校図書館の運営にも携わるので、読書指導係の先生と連携をとっていきながら、図書館の仕事をすすめていきます。
読書指導の先生によっては合わないなと、いう先生も出てきますが、そんな時はこちらも司書としてここだけは譲れないところを決めます。
ここで部外者扱いされるときついものがあります。
「先生は管轄が違うから」
「勤務形態が違うから」
「会計年度任用職員だから」
という理由で下に見てくる先生もいるのは確かですが、適度に受け流し、ここは司書の仕事ですという場面ではなるだけ強く主張したほうが良いです。
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