こんにちは。ほんのダイアリー管理人の本野まおです。

10月後半から、ぽつりぽつりと収穫出来始めた椎茸!最初は少なかったのですが、日を追うごとに多く収穫ができるようになってきました。

・・・・・。

 今年(2025年)の冬は雨が全然降らなくて、天然乾燥椎茸が出来上がりつつありました。もう、カピカピ。木にも水がいきわたってないから、全く生えない日々が続きましたよ。

 しかし、2月中頃から雨が降ることも増え、雨が3日続いた日には、小さな小さな椎茸もこの通り!

やっとで、収穫できるぐらいの大きさになりました。ほどよく椎茸自体も湿っていて、生で売っても大丈夫そうです。ちなみにこの時の椎茸の収穫はコンテナ3つ分でした((´;ω;`))多すぎるやろ!

しかも、雨が降って収穫できたということは他の方々も同じだという事です。ライバルだらけ。

そんなたくさんの椎茸を抱えて「生椎茸出してる人多そう」とAコープを偵察。あとは、スーパーの直売所コーナーも偵察しに行きました。

すると、Aコープは生椎茸を出している人が2人ぐらいで、お店にある分もやや少なめ。

あとのスーパーの直売所では、椎茸を12個ほど入れて250~300円で売りに出している人が多かったので、直売所で売ることは諦めました。

品物を売る前にお店の売り場をいくつか周る理由は?

 ほかの野菜を出荷する前にも行っているのですが、なぜ品物を売る前にお店の売り場を偵察するかというと、相場をチェックするためです。

たとえば、大型スーパーの直売所、青果コーナー、中型スーパーの直売所と青果コーナーでは野菜を出している量も値段もバラバラなのです。

 大型店は直売所に野菜を出荷する人も多く、品数も多い。そして椎茸だけでも10人は出荷してます。

状態も個数も値段もバラバラ。一方、中型スーパーではそこまで品数を出していなかったりします。

現場を見てから「ここには出荷しない方がいいな」「このお店は2人だけしか椎茸出してないから売れるかもな?」と考えてこのお店に品物を出すか、出さないか判断するわけです。

今回はAコープに15袋分作って出荷しました。

お店に売り出されていた椎茸は、直売コーナーの方は6こ入り250~300円が陳列していました。数は10個ほど。出しているのは一人生産者だけ。青果コーナーの方は菌床しいたけが6こ198円で陳列。

 これなら私が作って出しても店内に余ることはなさそう、と踏み、6個240円で15袋作って売り場にだしてきました。

 その日の日報でしいたけ15個のうち12個売れました。翌日は残り3つも売れていたのでよし!全部で3600円の売り上げになりました。

これを数回行うと、月1~2万円の売り上げになります。そこから手数料を引かれてもけっこう残ります。1万売り上げの時が手数料(シール代・売り場所)を引いても7000円ほどになります

実はけっこう珍しい原木栽培。

さて、冬の間に伐採したコナラの木に種ゴマを打ち込んでいくんですが、この作業、重労働です。

駒打ちも大変。専用のドリルで穴をあけて、種こまを穴にさして金づちでカンカンカンカン・・・・・。手が、手がああぁぁ。

それをだいたい400本ほどの木に打ち込んでいきます。コナラの木が重たい。

原木栽培の椎茸は収穫までおよそ2年かかります。それは種駒の菌糸がじっくりと時間をかけて原木の養分を分解するから。

そして、生えてくるのが冬~春先。しかしもいっぱいじゃない。

スーパーに並ぶ椎茸のほとんど(90%以上)が菌床タイプ。

菌床タイプは、おかくずに米ぬか、ふすまなど栄養剤を混ぜ固めたブロックに椎茸菌を植え付けて、温度・湿度管理された施設内で栽培されます。だいたい3か月ほどで椎茸菌がブロックに回り、収穫できるようになります。

ちょっと調べてみたのですが2023年度のしいたけの国内生産量は約6万3374トン、うち原木栽培が3995トン。のこり90%以上が菌床栽培になります。

こうしてみると原木栽培の椎茸って高いんです。昭和60年代は原木栽培が8割ときのこ栽培の本に書いてあったのですが、今や逆行している・・・・。

しかし、ここは九州鹿児島。けっこう原木栽培を行っている農家さんが多いです。直売所の椎茸たちもほぼ原木栽培。

希少な原木栽培椎茸が普段の生活の中で手に入る。ありがたいような、ちょっと複雑なような。

しかし、この原木栽培の方法が生み出されたことで今の椎茸栽培があるといってもおかしくない。

余ったしいたけは、干しシイタケにしてみよう。

 なんか、もやがかかった感じに見えますが、この写真は雨が降った翌日に収穫した椎茸を電気乾燥機にいれて乾燥にしたものです。

 椎茸は雨が降った後にポンポンできあがって、たくさん取れます。そのまま売ってもいいのですが数が多すぎて食べきれない、生で販売するには濡れすぎててちょっと・・・。

 そんな時に役に立つのが乾燥機!

ボイラー式、電気式とありますが、うちは両方とも所有しています。

これは家庭用の野菜・果物乾燥機ですが、うちではより大きな野菜乾燥機があります。

ボイラー式の方は灯油で乾燥させるので、多めに濡れた椎茸を入れても乾燥できます。

椎茸もたくさん取れると場所をとるし、食べきれない!

そこで乾燥器にかけて、時間をかけて水分をとばしながら乾燥させます。すると写真のようにきれいに乾燥椎茸ができあがります。 これも立派な商品になるため、きれいな仕上がりを目指します。

最後に

最近は、駒打ちしたしいたけ原木もホームセンターで1本2000円前後で売られています。こまを打つよりこっちを買った方がらくです。

 きのこは収穫するまで時間がかかります。およそ2年あったらべつのことをしているでしょう。

しかし、きのこは一度生えてくると何年も続けて生えてくるし、役目が終わったら木のほうはクワガタやカブトムシの寝床の木になります。

 ぜひ、育ててみてください。