こんにちは!「ほんのダイアリー」管理人の本野まおです。

学校司書として働きながら、農業副業をしています。今回は夏野菜の定番・ナスを直売所やスーパーに出荷した体験をまとめました。
「なすって売れるの?」「いくらで売ったの?」など気になる方は参考にしてください。
なぜナスを売り始めたのか?
ナスを売り始めたきっかけは、自家消費しきれないほど採れてしまったことです。
1年目(R6)は大量に収穫したものの、あまり売れずに家族で食べ切るのに必死でした。それでも食べきれず、人にあげたり廃棄したり。もったいない思いをしました。
そこで目をつけたのが「乾燥ナス」です。しいたけを干して乾燥椎茸にしているなら、ナスも同じようにできるのでは?と試してみたところ、これが正解でした。虫食いや形が悪い規格外のナスも乾燥させれば無駄なく使えるようになり、採れたナスを全部活用できるようになりました。
この経験が「もっとたくさん作って売ろう」という意欲につながっています。
ちなみに夏の間は害虫予防のためフーモン(展着剤と殺虫剤を兼ねたもの)を撒き、水をたくさん与えて、小さい実を取り除き、枯れた葉っぱやナスの剪定をしていたら10月半ばまで実がなっていたんですよね。
あとはカルシウム剤。牡蠣殻石灰とかカルセブン。やっぱりカルシウム剤は定期的に散布しないとすぐにナスの実が固くなったり尻ぐされになったりするということを学びました。

育てたナスの品種と数
R7年度は以下の3品種を各40本、合計150本植えました。
・黒曜
・筑陽
・とげなし千両
多い日は1日160本ほど収穫できます。
写真のかごの中に入っているナスは30本ほど。160本はコンテナ2個半ぐらいでしょうか?
値段の決め方:試行錯誤の末に「3本150円」へ
値段設定は最初から試行錯誤の連続でした。
最初は3本180〜130円でスタート。大きいものは3本200円にしたり、時期によって2本110〜130円にしたりと、いろいろ試しました。他の出荷者の値段や売れ行きを見ながら調整した結果、現在の基準はこうなっています。
・7〜8月(ピーク時):3本130円、2本98円
・9月後半以降(出荷が減る時期):3本180円
通年の基準は「3本150円」です。
2本98円がよく売れる理由は、使いやすい量で値段も手に取りやすいからだと分析しています。
特大ナスは1本売りで攻めてみた
たまにですが、袋に入りきらないビッグサイズのなすが収穫できるんですよ。長さ30センチはあろうかというほどのものが。
そういうナスは特大ナスとして1本150円ほどで販売していました。
ナスは去年から本格的に店頭に出し始めたんですけど、もう最初は試行錯誤の連続で、値段決めるのもすごく悩みましたねぇ(-.-)
出荷先を3店舗から8店舗に増やした

R6年は3店舗だった出荷先を、R7年は8店舗まで増やしました。
増やした理由は、にんにくが大豊作だったこともありAコープの出荷先を追加したこと。また地産地消コーナーがあるお店に直接出向いて交渉したところ、2店舗追加できました。
出荷のスケジュールはこんな感じです。
・Aコープ:夜7時半か朝6時半に納品
・その他の店舗:土日に自分たちで持参
1店舗あたりナス10〜20袋(30〜60本)をこまめに納品しています。
意外な発見:客足の少ないスーパーが狙い目
出荷先を増やして気づいたことがあります。大きなスーパーより、客足が少ないスーパーの方がよく売れるケースがある、ということです。
大きなスーパーには同じ時期に多くの農家が出荷するため、売り場がナスだらけになってしまいますが、客足の少ないスーパーだと、意外と早めに売れきることが多いです。あとは顔見知りになった人が野菜を買ってくれたり、お店の方で良い場所に売り場を作ってくれたりします。

袋詰めと品質管理の工夫
・出荷前に洗って水分をふき取る
・袋にナスを入れる前に紙を1枚入れるとビニールにひっつきにくい
・皮のチェックと軽く押さえたときの固さで傷みを判断し、怪しいものは入れない
・しわしわ・茶色くなったものは回収して自家消費
傷んだものが紛れ込むと信頼を失うので、品質管理は手を抜かないようにしています。

利率の計算:苗代はすぐ回収できる
今年はナスがたくさん採れて、出荷の準備で毎日バタバタしてますけど、それもこれも、皆さんに美味しいナスを届けたいっていう気持ちがあるからこそです。あとは身も蓋もありませんがお金が欲しい。
これからは、乾燥ナスの出荷も考えていて、ナスの新しい可能性をもっともっと探っていきたいなって思っています。
今のところの売り上げは・・・。
最近、出荷する店舗を増やしたおかげか、1日3000円~5000円の間で売り上げが発生しています。手数料とかひかれるんですが、それでも単純計算すると10万~15万ほど入ってくる計算になります。
6月は8万ほどが売り上げとして入金されていました。
行くか?年間120万????。
工夫と反省
工夫としては、売れやすい値段(98円とか198円)などの微妙にお安く感じる値段を付けたこと。あとは出荷する時間。昼前と夕方前が一番出やすいのです。その時間帯に商品があるように出荷するように心がけたところですね。
反省は、たまに傷みやすいナスがまぎれこんでいたことでした。(皮のチェック、軽く押さえたときの肉の固さなどを判断して、怪しく思ったものは入れない。)
これからも、野菜売りの様子とか、野菜作りの裏側とか、色々な情報をお届けしていくので、「ほんのダイアリー」をどうぞよろしくお願いします!
